- さんしゃ
- I
さんしゃ【三斜】和算で, 不等辺三角形のこと。IIさんしゃ【三社】〔「さんじゃ」とも〕三つの神社。 特に, 伊勢神宮・石清水八幡宮・賀茂神社(または春日神社)。IIIさんしゃ【三者】三人の者。IV
「~会談」「~三様(サンヨウ)」
さんしゃ【三舎】(1)古代中国の天文学で, 三星宿の距離。「魯陽が日を~に返し闘ひしも/太平記 10」
(2)古代中国で九〇里(約60キロメートル)のこと。 軍隊の三日の行程。~を避(サ)・く〔左氏伝(僖公二十三年)〕(1)〔おそれはばかって三舎{(2)}の外に退く意から〕相手をおそれてしりごみをする。 おそれはばかって避ける。「嫁は百歩を譲り, ~・けるは, 敢て其威を懼るるばかりではない/二人女房(紅葉)」
(2)相手に遠く及ばないと認めて引き退く。Vさんしゃ【三車】〔仏〕「法華経(譬喩品)」にある羊車・鹿車・牛車。 それぞれ人々を導く仏の三種の教えである声聞(シヨウモン)乗・縁覚乗・大乗にたとえる。 みつのくるま。VIさんしゃ【参社】神社に参拝すること。 社参。VIIさんしゃ【山車】⇒ だし(山車)VIIIさんしゃ【算者】計算の上手な人。「年波のせはしき世の事, ~も是をつもれり/浮世草子・永代蔵 5」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.